理性と感性の交差点

UbuntuとMacで音楽制作したときのメモ

numacompact2の紹介とMIDIキーボードとして使うときの注意点

studiologic numacompact2とは

特徴と私のお気に入りポイント

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numacompact2

studiologic numacompact2の主な特徴は以下:

  • セミウェイテッド88鍵のステージピアノ
  • 7.1kgでとても軽量
  • MIDI in/outやUSB端子あり
  • アフタータッチ対応
  • 音源やスピーカーを内蔵しているので単体で演奏OK
  • 2つの音色でレイヤー/スプリット可能

ほとんどがハンマーアクションの88鍵キーボードの中で珍しい セミウェイテッド鍵盤です。ピアノとしてだけでなくオルガンや シンセとしても多用する私はセミウェイテッドが好き。

イタリアのFATAR社は知る人ぞ知る鍵盤(鍵盤部分のみのパーツ、 キーベッドというらしい)の専門メーカーで、普通に売られている キーボードやシンセサイザーにもFATAR社の鍵盤がよく 組み込まれています。studiologicはそんなFATAR社のブランド。 キータッチがとてもよく私の好みです。

しかも軽量、コンパクトで持ち運びも楽。76鍵盤用のキーボード スタンドにも収まって安定して使えます。デザインもすっきり していてとてもお気に入りです。

製品のWEBサイト:

numacompact2をMIDIキーボードとして使うときの注意点

numacompact2は音源やスピーカー、エフェクターも内蔵しているので 単体でも使えますが、私はMIDIキーボードとして使ってます。

実際にMIDIキーボードとして使ってみたときの注意点を書いておきます。

スピーカーは設定でOFFにできる

音源とスピーカーを内蔵しているのでMIDIのみ使いたくても音が出てしまいます。 ボリュームをゼロにしたりヘッドホンジャックを刺して音を消すこともできますが もっとスマートな方法として、設定でスピーカーをOFFにできます。

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スピーカーをOFFにする

MIDI信号が2つ出る問題

これはなかなか気づかない、私も録音したMIDIデータを見て初めて 気づいたのですが、スプリット/レイヤーに対応してMIDIノート信号も 2つ出力されます。

DAWMIDI録音される方ならMIDIモニターアプリをお持ちだと思います。 私が使っているPocket MIDIの画面で確認してみます。

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MIDIノートが2つ出力されている

図のようにMIDIボタンで各ゾーンをON/OFFできるので好みの状態にして、 忘れずにSTOREを押してプログラムとして保存しておきます (保存しないと次に使うときに元に戻ってしまいます)。

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片方のMIDIノートをOFFにする

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MIDIノートが1つだけ出力されている